新市庁舎 | 2019.06
敷地概要 計画地:御坊市、和歌山県 建物概要 建物用途: 市庁舎 延べ床面積:
安心感があり、人と環境にやさしい新市庁舎を、和歌山県のプロポーザルにて提案しました。 安定した形であるシリンダー状の構造・環境サークルの周りに 地上から連続する緩やかなスロープと縁側が連続し,人々を市庁舎の中に誘い込みます。 スロープは全てバリアフリーの基準を満足する設定としますが、 同時にエレベーターでも各部にアクセスできる、オープンかつ人にやさしい庁舎としました。 スロープは、市民を地表から上層へと案内するスパイラルとなり、また憩える縁側となります。 スロープ内部のシリンダーが外部の厳しい環境の変化を吸収、緩和するバッファーとして働きます。 1階の床は土間とし、通常時にはイベントや生涯学習など多様な使い方を想定したスペースとして使え、 災害時にも融通の効く仕上げとしました。 地震や津波などの災害時に、建物全体が避難場所としての機能を持つよう、 免震装置の設置や、スロープ部分を利用して避難できるなど、応急救護をしやすい各階の部屋の配置を計画しました。